こんにちは、二代目です^^
田植え&大豆種まきも無事終わり、野草との共生がまた始まりました。
comming soonと言っておきながら更新が遅れてしまいました事お詫び申し上げます。
これも「ゆっくりズム」という事で何卒ご容赦を(笑)
さて次回予告「除草除虫本論」と仰々しく銘打ったわけですが、そんなに大したモノではありません^^;
(農業ではなく自然の)基本をおさらいしましょう、というだけの話です^^
自然の法則に抗えるほど人間は大した存在ではなく、森羅万象に対して謙虚さが必要です。
そこでまず草と虫の関係から。
この二者は切っても切れない大法則ですね。
もし切れたとしたらそれはどこぞの覇王ではありませんが「ぺんぺん草1本生えない」荒野なワケです。
荒野で作物なんかできません。
荒野で農業を始めるなら野草を生やし、緑を定着させる事がまず必要なのですがなんと日本の四季の恵まれた事か。。。
で、視点を田んぼに戻しますと、野草がないと畦畔が崩壊し、利水に多大な影響が出ます。
その利水を管理する事こそ「環境保全」の大きなテーマなのです。
水がなければ「水田」ではありませんよね。
最近では除草剤をまくより、草刈りをした方がトータルでコストパフォーマンスが高いというのを有能な担い手さんは気付き始めてますね。
トリマーを始め一昔前に比べて「除草」の機械はすごい勢いで発達しています。
前時代的なマンパワーではなく、環境破壊もせず、というのが次世代の農業のあるべき姿でしょう。
おっと既に長文の予感が(笑)
ちなみに草が1本でもあればそこに「害虫益虫」共に発生します。
なぜか?それは草というのは虫の住処だからです。これも大法則ですね。
そして虫害が嫌だというなら「除草剤」ではなく「殺虫剤」をまかなくてはいけません。
そもそも除草剤をまいて虫が減らないとか「使い方がおかしい」としか言えません。
草を減らす事で虫が減る、それはあくまで二次的な作用なのです。
もし虫をゼロにしたいのなら年中草一本ない状態、つまり「荒野」にしなければいけないのですが、荒野を作る為には何回除草剤をまかないといけないのでしょうか?
そんな事をやっていたら残留農薬がすさまじい事になります。
コンプライアンスの面から見ると下手すれば薬剤の「不法投棄」の線も出てきてしまいます。
そもそも農道や畦畔、水路は公共財です。
公共財に「除草剤」のみならず「殺虫剤」を無造作にまくとか、非常に「公共の利益に反する」行為だと思うのですね。
さて、技術指導系の職員さんが最近良く言う事は
「草刈りをして虫の住処を減らしましょう」「草刈りをすると虫を水田内に追い込むので穂が出るタイミングでの草刈りはやめましょう」
…ごもっともです。
が、大事な(?)事が抜けてますね。除草剤をまいたらどうなります?
何年も虫の動向を追った結果はっきりと確信しました。
草刈りよりも除草剤をまいた方が圧倒的に虫の拡散が多いです。
草刈りしても緑(=住処)は残りますが、薬剤処理をすると文字通り「根こそぎ」住処がなくなります。
センチメンタルな言い方をすれば虫は「住処を追われて」水田に散っていくわけですね。
そしてそもそも水田地帯の緑の大半は人間の都合によって育てられている「稲」です。
稲こそが害虫の住処であり、虫のいない綺麗な(?)稲など存在しません。
「うちの稲は綺麗な稲だ、害虫の被害を受けている被害者だ」なんて意識では昨今の異常気象や環境保全に対して余りにも無力です。
人間が稲を育てる行為こそが害虫を増やしているのです。
害虫を減らすには、、、稲を育てるのをやめればいいのですよ(笑)
実際に輪作をすると、色んな意味でとても良いです。
安定的な稲作を求めるほど薬剤耐性害虫や薬剤耐性雑草が増え、生態系や植生が異常を来たす、自然はそのように出来ています。
ちなみに全国の有能な農家の名誉の為にお断りしておきますが、私は決して薬剤を全否定しているわけではありません。
薬剤の使い方が上手な農家も全国には多々いらっしゃいます。
使うならええ塩梅(適正濃度と散布時期)で上手に使いましょうという事です。
大事なのはいかに虫を減らすかではなく「いかに散らさないか」なんです。
これが水田の技術として長らく無視されてたものです。
何故か?薬剤メーカーや販売者が困るからじゃないですか?(笑)
この辺は原材料や添加物表示にも共通しますね。
そして一番虫を散らすパターンは
「中途半端に緑と虫を増やしてから除草剤をまく」
これですね。(しかも長期間持続する)
こんな事を稲刈り直前にやられたらたまりません。
自分の田んぼから虫(しかも耐性害虫)を追い出せばそれで良い、他の田んぼなど知ったことか、そんな「ババ抜き稲作」が成立するのは雪国だけです。
(これ、今まで知らず知らずにできていた自然の力による「雪国スペシャル防除」が、温暖化によって近いうちに使えなくなると予言しておきます
要は雪国の稲作農家の怠慢です 詳しくはまた改めて。)
虫をゼロにしたいなら雪が溶けたらすぐ除草剤と殺虫剤をまいて、年間通じても冬までは毎月まく位しないと完璧とは言えません。
が、一般的な米農家さんはそこまでのコストもモチベーションすらもなく、非現実的なのはいうまでもありません。
除草剤をまくだけで済ましたい、という人間の欲がどういう事態を引き起こしているのか自覚がない方が多いような気がします。
有機農業をやっていますと何かとスケープゴートにされる事が多く、酷いのになりますと「お前んとこの田んぼなんか虫だらけだからビニールシートかけて密封しちまえ」とか言う方もいらっしゃいます。
自分が一番虫を散らかしているのに(笑)
【追記】
予言どおりです。
2016年は小雪と気温の影響で虫も草も大量に越冬しましたが(史上初かも!?)、ご自分の田んぼから追い出した普通の年であれば冬に死滅したはずの虫が、ご丁寧に乗り入れ口からご自分の田んぼに戻っている。
これは慣行稲作で農薬を適正使用してないのが一番の原因です。
もっと技術や意識を向上させてもらわないと、近いうちにいずれ新潟全体の問題になります。
【追記ここまで】
という現場の少々エグい話になってしまいましたが、環境保全というのは生半可な努力では出来ませんよ、というお話でした^^
こういう話をしたあとはお寿司を食べるに限ります♪
田植え&大豆種まきも無事終わり、野草との共生がまた始まりました。
comming soonと言っておきながら更新が遅れてしまいました事お詫び申し上げます。
これも「ゆっくりズム」という事で何卒ご容赦を(笑)
さて次回予告「除草除虫本論」と仰々しく銘打ったわけですが、そんなに大したモノではありません^^;
(農業ではなく自然の)基本をおさらいしましょう、というだけの話です^^
自然の法則に抗えるほど人間は大した存在ではなく、森羅万象に対して謙虚さが必要です。
そこでまず草と虫の関係から。
この二者は切っても切れない大法則ですね。
もし切れたとしたらそれはどこぞの覇王ではありませんが「ぺんぺん草1本生えない」荒野なワケです。
荒野で作物なんかできません。
荒野で農業を始めるなら野草を生やし、緑を定着させる事がまず必要なのですがなんと日本の四季の恵まれた事か。。。
で、視点を田んぼに戻しますと、野草がないと畦畔が崩壊し、利水に多大な影響が出ます。
その利水を管理する事こそ「環境保全」の大きなテーマなのです。
水がなければ「水田」ではありませんよね。
最近では除草剤をまくより、草刈りをした方がトータルでコストパフォーマンスが高いというのを有能な担い手さんは気付き始めてますね。
トリマーを始め一昔前に比べて「除草」の機械はすごい勢いで発達しています。
前時代的なマンパワーではなく、環境破壊もせず、というのが次世代の農業のあるべき姿でしょう。
おっと既に長文の予感が(笑)
ちなみに草が1本でもあればそこに「害虫益虫」共に発生します。
なぜか?それは草というのは虫の住処だからです。これも大法則ですね。
そして虫害が嫌だというなら「除草剤」ではなく「殺虫剤」をまかなくてはいけません。
そもそも除草剤をまいて虫が減らないとか「使い方がおかしい」としか言えません。
草を減らす事で虫が減る、それはあくまで二次的な作用なのです。
もし虫をゼロにしたいのなら年中草一本ない状態、つまり「荒野」にしなければいけないのですが、荒野を作る為には何回除草剤をまかないといけないのでしょうか?
そんな事をやっていたら残留農薬がすさまじい事になります。
コンプライアンスの面から見ると下手すれば薬剤の「不法投棄」の線も出てきてしまいます。
そもそも農道や畦畔、水路は公共財です。
公共財に「除草剤」のみならず「殺虫剤」を無造作にまくとか、非常に「公共の利益に反する」行為だと思うのですね。
さて、技術指導系の職員さんが最近良く言う事は
「草刈りをして虫の住処を減らしましょう」「草刈りをすると虫を水田内に追い込むので穂が出るタイミングでの草刈りはやめましょう」
…ごもっともです。
が、大事な(?)事が抜けてますね。除草剤をまいたらどうなります?
何年も虫の動向を追った結果はっきりと確信しました。
草刈りよりも除草剤をまいた方が圧倒的に虫の拡散が多いです。
草刈りしても緑(=住処)は残りますが、薬剤処理をすると文字通り「根こそぎ」住処がなくなります。
センチメンタルな言い方をすれば虫は「住処を追われて」水田に散っていくわけですね。
そしてそもそも水田地帯の緑の大半は人間の都合によって育てられている「稲」です。
稲こそが害虫の住処であり、虫のいない綺麗な(?)稲など存在しません。
「うちの稲は綺麗な稲だ、害虫の被害を受けている被害者だ」なんて意識では昨今の異常気象や環境保全に対して余りにも無力です。
人間が稲を育てる行為こそが害虫を増やしているのです。
害虫を減らすには、、、稲を育てるのをやめればいいのですよ(笑)
実際に輪作をすると、色んな意味でとても良いです。
安定的な稲作を求めるほど薬剤耐性害虫や薬剤耐性雑草が増え、生態系や植生が異常を来たす、自然はそのように出来ています。
ちなみに全国の有能な農家の名誉の為にお断りしておきますが、私は決して薬剤を全否定しているわけではありません。
薬剤の使い方が上手な農家も全国には多々いらっしゃいます。
使うならええ塩梅(適正濃度と散布時期)で上手に使いましょうという事です。
大事なのはいかに虫を減らすかではなく「いかに散らさないか」なんです。
これが水田の技術として長らく無視されてたものです。
何故か?薬剤メーカーや販売者が困るからじゃないですか?(笑)
この辺は原材料や添加物表示にも共通しますね。
そして一番虫を散らすパターンは
「中途半端に緑と虫を増やしてから除草剤をまく」
これですね。(しかも長期間持続する)
こんな事を稲刈り直前にやられたらたまりません。
自分の田んぼから虫(しかも耐性害虫)を追い出せばそれで良い、他の田んぼなど知ったことか、そんな「ババ抜き稲作」が成立するのは雪国だけです。
(これ、今まで知らず知らずにできていた自然の力による「雪国スペシャル防除」が、温暖化によって近いうちに使えなくなると予言しておきます
要は雪国の稲作農家の怠慢です 詳しくはまた改めて。)
虫をゼロにしたいなら雪が溶けたらすぐ除草剤と殺虫剤をまいて、年間通じても冬までは毎月まく位しないと完璧とは言えません。
が、一般的な米農家さんはそこまでのコストもモチベーションすらもなく、非現実的なのはいうまでもありません。
除草剤をまくだけで済ましたい、という人間の欲がどういう事態を引き起こしているのか自覚がない方が多いような気がします。
有機農業をやっていますと何かとスケープゴートにされる事が多く、酷いのになりますと「お前んとこの田んぼなんか虫だらけだからビニールシートかけて密封しちまえ」とか言う方もいらっしゃいます。
自分が一番虫を散らかしているのに(笑)
【追記】
予言どおりです。
2016年は小雪と気温の影響で虫も草も大量に越冬しましたが(史上初かも!?)、ご自分の田んぼから追い出した普通の年であれば冬に死滅したはずの虫が、ご丁寧に乗り入れ口からご自分の田んぼに戻っている。
これは慣行稲作で農薬を適正使用してないのが一番の原因です。
もっと技術や意識を向上させてもらわないと、近いうちにいずれ新潟全体の問題になります。
【追記ここまで】
という現場の少々エグい話になってしまいましたが、環境保全というのは生半可な努力では出来ませんよ、というお話でした^^
こういう話をしたあとはお寿司を食べるに限ります♪
- カテゴリ:





